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100億札!?おもちゃですか!!

 夏至も過ぎ、ずいぶん陽が長くなりましたね。

これからはだんだん陽が短くなっていくのだと思うと、なんだか寂しい気もします・・・

 話は変わりますが、ボーナス減・給料減で、住宅ローンを払えなくなり競売にかけざるを得なくなる人が2~3割も増えたとか・・・もともと私は家は買うものではないと思っていますが、やっとの思いでマイホームを手に入れたひとが、ローンを払えなくなって手放す・・・そしてそれが資産家の投資の対象になる。
ますます格差が広がります。

今回はハイパーインフレドイツ編です。

ドイツの場合。

 約80年前、ドイツ第一次世界大戦の敗戦国となりました。 そして勝ったイギリス・フランス・ロシアを中心とした連合国側から請求された賠償金の金額が1320億マルク。 それは当時のドイツ国家予算の20倍という、とんでもない金額でした。

 今の日本でたとえるなら、80兆円が国家予算ですので、1600兆円という金額です。ちなみに今の日本は国家の借金が1000兆円を超えていますので、巨人のクルーンが投げた球がキャッチャーミットに納まるまでの間もないぐらい一瞬で国家破綻でしょう・・・(わかりにくくてスミマセン)

 ドイツも既に第一次世界大戦中よりインフレが進行していたため、支払い能力を大きく超えた借金が致命的になり、経済が完全に崩壊。 マルクの価値は一気に下がり続け、空前のハイパーインフレが発生しました。
 1年間で対ドルレートで7ケタ以上も下落し、パン一斤を買うのにトランクいっぱいの札束(1兆マルク)が必要になりました。そのためドイツ政府は100億マルク紙幣 ・5000億マルク紙幣・100兆マルク紙幣など、異常なほどの大きい額の紙幣を発行することになりました。

 このように、5000億札や100兆札などが普通にバンバン出回る状況では、ある朝起きてみたら億万長者と貧乏人の貯金の価値の差が、ほんの、薪1本分程度しか無くなっているわけです。

 一晩にして一文無し同然になった人達が何百万人も生まれて、失業率は優に30パーセント以上に達し銀行や有力企業が次々倒産、大量の失業者が街に溢れ、結果としてドイツをはじめヨーロッパを大不況が襲い、国内経済は破綻状態となりました。
 そこにヒトラーが台頭し、第二次世界大戦の芽となったわけです。

 このドイツのハイパーインフレは、1921年から1923年の2年間でなんと約100億倍も上昇しました。

   『世界の歴史教科書シリーズ・西ドイツ』より。

  「其れは恐ろしい事であった。我々が賃金を受け取る間隔は益々短くなった。・・・始めは、月毎   に、 其れからは週毎に、其れから後、殆ど毎日の様に。
  紙幣は益々多くなり、金額は益々大きくなった。しかし其れによって、手に入るものは益々少なく  なった。
  母親はカネを持って直ぐにパン屋や商人の所へ駆けつけなければならなかったが、そうしている間 に、パン、小麦粉、マーガリン、そして野菜は、又又2倍、3倍の値段となった。
  会社は毎日の様に、洗濯物籠(かご)や旅行鞄(かばん)で紙幣を受け取った。
  カネの価値が直ぐに無くなったので、農民も商人も、売る必要が無い場合には、一人として物を売 ろうとはしなかった。品物だけが価値があって、カネには価値が無かった。
  事実、信用のある外国の紙幣、例えばスイス・フラン、スウェーデン・クローネ、或はアメリカ・ドルを 持っていたならば、あらゆる物を手に入 れる事が出来た!
  しかし是のようなカネは、他人の困難を利用してぼろ儲けの商売をした『闇屋』だけが持っていた。 『顔』が利かない者は、酷い状態であった。
  最も惨めなのは、年金生活者と老人達であった。彼等は、其れ迄の間、老後に備えて銀行に貯金 していた。恐らく彼等はマルクの貯金を持ち、其の利子で生活しようと望んだ。……其の後、彼等が 其の貯金で手に入れた物は、僅かにボール箱一つのマッチ棒に過ぎなかった。多くの老人が当   時、 絶望して自殺した。
  祖父は一軒の小さい家を持っていた。今や彼は、家の周りでガヤガヤ騒いでいる数千人の人々を 見て、すっかり慌ててしまった。彼は、全く悧口(りこう)な事だと思い込んで、自分の土地を20万マ ルクで売った。彼は、其れを昔、1万5千マルクで買っていたのである!しかし半年後に、彼がこの  カネで手に入れた物は、僅か1/4ポンドのバターに過ぎなかった」


・・・まさに現代における地獄絵巻です。

 このように、ドイツのハイパーインフレは破局的状態にまで加速していきました。
 
 給料は物価に追いつかず、労働者は妻が職場の外で待っていて、夫から日給を手にするとすぐさまその足で食料品を買いに走りました。時間の経過とともにマルクの購買力がみるみる落ちていくからです。
 
 日給取りの人はまだマシでしたが、月給取りはもっと悲惨でした。月末にもらう給料袋には、まさに紙クズになってしまったお金しか入っていないのです。1カ月前にはその金額で肉を買えていたのに、もう今は何も買えない・・・
 混乱する市場には悪徳商人がはびこり、中流階級の夫人達でさえ厚化粧で夜の街に立つようになりました。ドイツ全体が窮乏に覆われてしまったのです。

 
 こうして書いていても恐ろしくなりますが、このような状況が決して遠くない未来の日本の姿かもしれません。やはり避けることは難しいと思います。
 
 ドイツの人々に罪はありませんでした。世の流れ・国の政策に翻弄され、いつの間にか生活を崩壊させられてしまいました。

 大事なのは、このようになってしまった時のためにどうしたらいいのか。今のうちにできることはないのか。自分なりの準備をしておくことです。

 怖いのは、知らないこと。また知っていても、何もしないことだと思います。


次回に続けます。
ロシアとユダヤで解く 世界最終経済―ハイパーインフレと日本のゆくえ (カッパ・ブックス)



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source by PACIFIC PREMIUM MACAU



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